2006年2月3日

[Cageling]1F NORTH 暖爐右邊桌上的書(No.12)

以下手記普遍被認為是拉希亞帝國(ラヒア帝国)滅亡在即
由一位拉希亞貴族所寫下的
原書已經亡佚
此手記提供了拉希亞研究家重要的線索

〈依洛摩斯(イロモス)的手記〉

我不知道我還有多少時間
至少 吾祖國即將面臨滅亡的命運
而且我知道是什麼決定了這命運
我要將我所知道的事情傳達給後人

滅亡後
偉大的拉希亞帝國之名能不被遺忘而留存下來嗎?
過去不曾有如此豐饒的國家存在
就連被稱為神之都的埃爾羅拉
在吾拉希亞的光輝下 看來也像只是渣滓般
那麼拉希亞之名 能被以至上的樂園被傳頌嗎?
或者會是因那繁榮招致了神的憤怒 而引來災禍的土地之名呢?

那恐怖破壞的降臨是基於神之名
後人也許會這麼認為也說不定

無視於埃爾羅拉是多麼重大的罪啊!

但事實不是那樣

眾神並沒有對吾等傳言亦沒有任何命令

對吾等下達命令的
是那可憎的 被稱為神聖王國的傢伙們
不是神
卻自稱為神的代理人
只是普通的人類而已

因此吾等無視那些傢伙的話語
憤怒的不是神
是那些傢伙
而給這國家帶來災禍的
也不是神
是那個國家派來的怪物

神聖王國嫉妒吾等的繁榮

不然為何要吾等捨棄吾等所構築的文明
為何要阻止吾等正在進行的計畫

一切都不啻是在那國家幼稚的傲慢和嫉妒下所做的妨礙工作

拉希亞才是偉大的君主巴榭歐斯(バセウス)
在埃爾羅斯的恩寵下建立的神聖國家

被埃爾羅斯選上的
是拉希亞而不是埃爾羅拉
但是神聖王國的那些傢伙不認同這點
他們擅自將吾等的繁榮
安上污染世界及悖離天道的罪名
再者 更進一步緊緊逼迫吾等交出吾等的國寶

那是偉大的君主巴榭歐斯自埃爾羅斯獲賜的至寶
是埃爾羅斯大神選上了拉希亞的証明

那國家的傢伙們的說法
簡直像是吾等從神聖王國盜取了至寶一樣

真是一派胡言
實在是太厚顏無恥了
相當不值一曬的蠢話

可是 在我們決定無視以後
那些傢伙開始發出了可怕的威脅
說 要將不遵照他們意思的吾等悉數滅亡

在吾國內 對神聖王國開戰的主張高漲
而我也贊同
我想應該讓他們體會到
像他們那樣自稱是神聖國家的微不足道人等
在吾拉希亞帝國之前算不了什麼

然而 那個使者來了
怪物來了

因為被那美麗的身姿迷惑
沒有人發現那使者的真面目
而我偶然地發現了

我看見的是 吾拉希亞的大艦隊在一瞬之間被葬送

是那個怪物做的

人類不可能有那樣的力量
我沒有看見怪物實際上做了什麼
要是我有看見 恐怕我也活不了吧

但是 不管它是什麼形體
那東西仍是確實地毀滅一切的恐怖怪物不會錯

即使派出了吾拉希亞全軍團
也無法打倒那東西
全部都會回歸於無吧

埃爾羅拉是多麼野蠻的國家阿 !
那些傢伙不能容許比他們豐饒 比他們優秀的國家
而且因此 不管是多麼卑劣 多麼殘酷的手段
他們都不會嫌棄

知道了拉希亞不會順著他們的意思以後
他們就對吾等宣判了死亡
那些傢伙簡直就像是惡魔
那種神聖國家最好被詛咒1000次 !

後人們啊
你們要當心
那個國家豢養了不得了的怪物

那才是神聖國家強盛的秘密
給予了地上最大的威脅
聽好了
吾等絕對沒有背叛神
拉希亞不是被神毀滅的

是神聖王國
是那個國家豢養的怪物葬送了吾人帝國

以上即是〈依洛摩斯的手記〉

傳言拉希亞帝國在星王曆2500年時
消失在一夕之間
其消失的原因至今仍充滿謎團

閱讀此〈依洛摩斯的手記〉
僅能了解當時拉希亞和埃爾羅拉之間有某種緊張關係
可能最終招致了拉希亞的滅亡

至於埃爾羅拉的怪物究竟是什麼
則是十分讓人感興趣

我身為研究者
不禁多少對依洛摩斯感到失望
希望他能把對埃爾羅拉的批判與自己的見解擺在後面
先寫下自己知道的事實

被他稱為怪物的
是武器、軍隊還是魔物呢?至少該把這點更詳細的寫下來才是

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ここから先は、ラヒア帝国滅亡の直前に書かれたと思われるあるラヒア人貴族の手記の写しである。 原本はすでに喪われている。 この手記はラヒア研究家に貴重な手がかりを与えるものと考える。
〈イロモスの手記〉
私にあとどれほどの時間が残されているのかはからない。 少なくともわが祖国は、もうすぐ消えゆく運命にある。
そしてその運命を決めたものかなにであるのかを私は知っており、後の人間に私の知るところを伝えようと思うのだ。
滅亡の後、偉大なる帝国ラヒアの名は忘れ去られることなく残りつづけるのだろうか?
かつてこれほどまでに豊な国は存在しなかった。
神の都といわれるアウロラでさえ、わがラヒアの輝かしい繁栄のまえにはかすんで見えたものだ。
ならばラヒアの名は至上の楽園の名として語りつがれるだろうか?
それとも、その繁栄ゆえに神の怒りをまねいたわざわいなる土地の名か?
おそるべき破壊は神の名のもとにおとずれる。
それをもってして後の世の人人は思うかもしれない。
アウロスを無視した罪がいかにおそろしいものであることかと。
しかし真実はそうではない。
神々は我らに何ひとつ語りかけも命じもしなかった。
我らに命じてきたのは、あのいまいましい神聖王国と称する国のやつらだった。 神ではない。 神の代理人自称する、ただの人間だ。
そして我らがやつらの言葉を無視したとき、怒ったのは神ではなく、やつらであり、この国に災いをもたらすのも、やはり神ではなく、あの国がつかわした怪物なのだ。
神聖王国は我らの繁栄を嫉んだのだ。
でなくばなにゆえ、我らが築きあげた文明を捨てよと云うのか。 なにゆえ、我らのすすめる計画を阻止せんとするなか。
すべてはあの国の傲慢と嫉妬による子供じみた妨害工作にほかならぬ。
ラヒアこそ神君バセウスがアウロスの恩寵によって築き上げた神聖国家なのだ。
アウロスが選んだのはラヒアでありアウロラではない。
しかし神聖王国のやつらは、それを認めようとしなかった。 我我の繁栄が、世界を汚し神の摂理に背こうとしているなどと勝手ないいがかりをつけ、さらには我らの国宝を手放すようにとしつこく迫った。
あれは神君バセウスがアウロスより賜ってた至宝。 アウロス大神がラヒアを選んだという証である。
それをあたかも我らが神聖王国から盗み出したかのように、あの国のよつらは云うのだ。
あまりの暴論、あまりの厚かましさではないか。
もともにとりあうに値せぬ戯言だ。
しかし、我らが無視を決め込むと、やつらは恐ろしい脅しをかけはじめた。
奴らの言に従わねば我らすべてが滅びるだろう、と。
神聖王国との開戦を主張する声が高まり私も賛同した。 あのようなとるにたらぬ自称神聖国家など、我がラヒア帝国のまえにいかほどの存在だと云うのか。 それを思い知らせてやるべきだと私は思った。
しかし、そこにあの使者がやってきた。
怪物がやってきた。
美しい姿に惑わされ誰もがその使者の正体に気付かなかったが私は偶然にも知ってしまった。
あれが、我がラヒアの大艦隊を一瞬にして葬りさるところを私は見たのだ。
怪物だった。 あのようなことが人間の力でできる筈がない。 やっが実際に何をしたのかを私は見ていない。 見ていたら私もいきてはいなかっただろう。
だが、それがどんなかたちであれ、やつがあらゆるものを確実に滅ぼすことのできる恐るべき怪物であることに変わりはない。
我がラヒアの全軍団をさしむけても、やつを倒すことはできまい。 すべては無に帰すだろう。
アウロラとはなんと酷い国家であることか。 やつらは自分たちよりも豊かな国、優れた国を許さぬのだ。 そして、そのためであればどのような卑怯な手段、残酷な手段も厭わぬ。 ラヒアが意のままにならぬと知ったとき、やつらは我らに死の裁定を下した。 まさに悪魔のような連中だ。
神聖国家など1000回呪われるがよい! 後の者たちよ、気をつけるのだ。 あの国はとんでもない怪物を飼っている。
それこそが神聖国家の強さの秘密であり地上における最大の脅威なのだ。
よいか、我らは決して神に背いたわけではない。
ラヒアを滅ぼすのは神ではない。
神聖王国だ。 あの国が飼っている怪物こそが、我が帝国を葬り去るのだ。

〈イロモスの手記〉は、以上である。
ラヒア帝国は星王歴2500年頃、一夜にして地上から消えたと伝えられている。 その消滅の原因は未だ謎に包まれたままだある。
この〈イロモスの手記〉を読む限り、当時ラヒアとアウロラの間に何らかの緊張状態があり、それが最終的にラヒア滅亡へと至ってと考えられる。
アウロラの怪物とは何を意味するのか、実に興味深い言葉である。
もっとも研究者として云わせてもらえばイロモスには多少の失望も禁じえない。 アウロラへの批判や個人的な見解などは後まわしにして、彼自身が知る事実をまずは書き残してほしかった。怪物と呼んでいるものが武器なのか、軍隊なのか、魔物なのか、せめてその点だけでももっと詳細に書き残してくれればと思うのである。

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