2005年12月30日

[Cageling]BASEMENT SOUTHEAST 桌上的書(左)(No.8)

〈黃金蘋果〉
魯奈=巴狄斯特(ルネ=バティスト)的父親是妖精而且是個偉大的藝術家
不過魯奈的才能比他父親有過之而無不及
其中他特別擅長繪畫
就算是純粹的妖精中也找不到像他這麼會畫的

因為被他畫的對象有著壓倒性的存在感
所以有人說他的畫筆連人的心都能描繪出來

至少 在一幅畫之中確實如此

他12歲那年見到了聖龍王的姪女卡莉絲
對她一見鍾情

人類並不知道
卡莉絲公主即是路西努(ルシ-ヌ)
同時她的美貌與力量也僅次於妖精王

卡莉絲公主的心屬於妖精王
因此人們便稱她為冰姬
魯奈畫了無數張卡莉絲的畫像
雖然有些畫的很美
但仍僅只是畫像而已

由於卡莉絲的心對他人封閉著
魯奈無法觸碰到她的心
也探尋不到她靈魂的形狀

魯奈24歲的時候
邪惡的黑影在北方擴展開來
終於在那裡誕生了一個邪惡的王國

聖龍王的力量對黑闇無法招架
於是闇雲逐漸籠罩了這土地

妖精王決定派遣路西努
於是卡莉絲便前去消滅那個邪惡王國

可是卡莉絲自己也被黑闇的玷汙
她的心狂亂 迷失了正道

這個時候魯奈第一次觸碰到她的心
探尋到她靈魂的形狀
魯奈因而完成了最後一張卡莉絲了畫像

妖精王消滅了被黑闇侵蝕的卡莉絲
之後只殘存在魯奈畫中

那幅畫確實有著心

思路就像活著的卡莉絲一樣
凝視著看她的人
回答對她說話的人

可是魯奈描繪出的卡莉絲已經被黑闇玷汙
因此寄宿在畫中的心也逐漸淪為邪惡
傳說不久後
看著那幅畫的人會發狂而墮入黑闇

妖精王將路西努的美麗留下來
取出卡莉絲的心
將它埋在秘密的庭院裡
不久後庭院中長出一棵樹

那棵樹會結耀眼的黃金蘋果
妖精王下令絕不可以把黃金蘋果獻給卡莉絲的畫
黃金蘋果的美麗下隱藏著污穢的邪心

「如果黃金果實中的被玷汙的心回到畫裡
畫會以邪惡的言詞使光遠離
屆時邪惡將會降臨到埃爾羅努(アウロ-ヌ)之地上」
妖精王如是宣告

然而,有一個人想這麼做

那就是畫了公主肖像的魯奈=巴狄斯特
魯奈經歷了千辛萬苦終於進入秘密庭院
盜出了黃金蘋果

所幸 聖騎士羅蘭(ロ-ラン)發現了魯奈的企圖
阻止畫的心回到她身上
並將魯奈抓了起來

至此妖精王便將黃金蘋果以及卡莉絲的肖像帶離這個世界
藏在沒有人能夠觸及的地方
妖精王終究是無法忍心葬送這麼美的畫

而魯奈則被當作是黑闇的爪牙被聖龍王處死

--

〈黄金の林檎〉
ルネ=バティストの父親は妖精であり、きわめてすぐれた芸術家であったが、ルネの才能は、それをさらにこえるものであった。
とくに絵画の才はすばらしく、純粋な妖精たちのなかにもこれほどの描き手は見出せなかった。
描かれた対象の圧倒的な存在感ゆえに、彼の絵筆は対象の心までもうつしとると云われた。
すくなくとも一枚の絵においては、それは真実であった。
彼は12歳の時に聖龍王の姪であるカリスを見て、ひとめで恋におちた。
人間たちはしらぬことであったが、カリス姫はルシーヌであり妖精王についで美しく力あるものであった。
カリスの心は妖精王のものであり、それゆえ人間たちには氷姫とよばれていた。
ルネは何枚もカリスの絵を描いたが、それらは実にみごとではあったものの、ただの絵にしぎなかった。
カリスの心は他のものたちには閉ざされていたために、ルネはカリスの心に触れてその魂のかたちをさぐることができなかったのだ。
ルネが24歳のとき北方にあった悪しき影が広がり、ついにその地に邪なる王国を生じせしめた。
聖龍王の力をもってしても闇ははらいがたく、暗雲がこの地にもおしっよせた。
妖精王はルシーヌをつかわすことに決めカリスは彼地におもむいて邪なる王国をほろぼした。
しかしカリス自身もまた闇に穢された。その心は狂い、正しき道を見失った。
このときはじめて、ルネはカリスの心に触れ、カリスの魂のかたちを知った。ルネはそれをもってカリスの最後の肖像画を完成させた。
闇に蝕まれたカリスは妖精王によってほろぼされ、あとにはルネの描いた絵だけ残った。
その絵はまさしく心をもっていた。
生きたカリスさながらに思考し、見る者を見つめ、語りかける者にこたえたのである。
しかし、ルネが描いたカリスはすでに闇に穢されていた。そのため、絵にやどる心もまた邪悪なものとなりはてており、やがてその絵は見るものを狂わせ闇にひきずりこむと云われるようになった。
妖精王は、絵にやどるルシーヌの美しさだけを残して、絵のうちよりカリスの心を抜き出し、秘密の庭に埋めた。やがてその庭から1本の木がはえ育った。
木は美しく輝く黄金の林檎を実らせた。妖精王は、この実を決してカリスの絵にあたえてはならぬと命じた。というのも黄金の林檎にその美しさとうらはらに穢れた邪心がつまってたらである。
「黄金の実につまった穢れた心がふたたびカリスの絵にもどされれば、絵は悪しき言葉によって光を遠ざけ、アウローヌの地に災いをもたらずであろう」と、妖精王はつげた。
ところが、それをなさんとする者があった。
カリスの絵を描いたルネ=バティストである。ルネは苦難のすえに秘密の庭にいり込み、黄金の林檎をぬすみだした。
幸いにも、ルネの企みにきづいた聖騎士ローランによって、絵の心が戻ることは未然に塞がれ、ルネはとらえられた。
ここにいたって、妖精王は黄金の林檎の木とカリスの肖像画をこの世界からもち去り、誰もふれることのできぬ場所に隠してしまった。さすがに妖精王もあまりに見事なこの絵を葬り去ることだけはできなかったようである。
ルネは闇の手先となりはてたとして聖龍王によって処刑された。

沒有留言: