2005年12月28日

[Cageling]BASEMENT EAST 地上的書(No.5)

〈會說話的畫的故事〉

傳說很久很久以前有個地方有個美麗的公主

見到那公主的人都會恍惚的以為自己是不是見到了女神
公主美的不像是這世界的人

還有人傳說公主的父親不是人類而是天上的神仙

公主不僅僅只是美麗而已 她還非常聰明伶俐
因此要是有什麼困擾或是跟別人起爭執
人人都會去找公主商量
公主總是漂亮的解決問題
甚至有人認為公主比國王和大臣們還要可靠

公主的評價逐漸升高
於是認為這樣不妙
害怕公主會危及國王的地位的人也出現了

因為人人都讚揚這位公主
於是有其他公主感到妒忌
就跟國王說這位公主的壞話
還到處散佈對公主不好的謠言
雖然公主不太在意這些事情
但是國王卻不是這樣
對公主不好的傳言讓國王的心思紊亂
這時
國王收到了在遙遠的土地上出現了恐怖魔物的通知

據說魔物的力量日漸增強
打算毀滅這國家
國王為了消滅魔物而派出了優秀的騎士跟魔法師
但他們都被魔物打敗
大家都害怕得發抖

於是有個大臣向束手無策的國王諫言
「如果是那個公主的話不就可以打倒魔物嗎?」
那是對公主不懷好意的人的企圖
就算公主再怎麼聰明伶俐
也無法打倒打敗好幾個騎士跟魔法師的魔物

國王也不想派這麼美麗的公主去消滅魔物
但再這樣下去
不遠處的城市跟這個國家都會被魔物滅亡吧
有人跟公主說
「如果您為這個國家跟王上著想 請您一定要去打倒魔物」
也有人跟國王說
「為了測試那公主的忠誠心 派他去消滅魔物也好吧」

是真的為了這個目的 又或是有其他意圖我們不得而知
可能是因為國王的命令也不一定
有一天公主終於為了消滅魔物而出了城

可是沒有人知道那是怎樣的戰鬥

公主僅僅一個人向魔物迎戰

只知道邊境的魔物再也沒出現了
還有公主再也沒有回來過
沒錯,魔物被消滅了
然後公主也下落不明

每個人都認為是公主拼了命消滅了魔物
國家恢復了和平
但是公主不在了這件事讓很多人感到悲傷

國王也因為失去了公主才知道自己有多麼重視她
沒有公主的城堡
就好像照不到光的墓地一樣
由於太過悲慟而且空虛
國王什麼也想不了
什麼也做不了

為了稍微安慰國王的悲傷
於是便讓一位天才畫家畫了一幅公主的肖像
裝飾在城堡裡
話說那個畫家從很久以前就非常傾慕公主
畫家當然知道自己的思念無法傳達
但心中鮮明的烙著公主的身影是不會輸給任何人的

於是這個畫家在畫這幅畫時
在畫裡加入了自己的愛
用上了他所有的技巧
畫完成的時候 所有人看了都很吃驚

這幅畫就好像活著一樣

不管是那耀眼的美
還是像看穿一切的眼眸
或是道盡一切的謎題的嫣紅嘴唇
看來都跟活著時的公主沒有兩樣

任何人只要在畫旁邊
就會有公主活得好好的 就站在身邊的感覺

人們都說
畫家的愛以及高超的技巧賦予了畫靈魂
還有更不可思議的是
傳說要是跟畫說話的話
畫中的公主就會回答
而且不只是一兩人這麼說
為了確認這件事
很多人都試著到畫的跟前跟畫說話

有時候畫會回話
但也有什麼都聽不到的情形
不過這個畫的事情馬上就傳開了
以前常常找公主商量的人
現在開始找畫商量事情了
有時候也有低聲傾訴愛意的人
公主的靈魂再次照耀了這個城堡

國王的心也變得平靜安穩
誰也不能用謠言貶低畫的評價
無法命令畫去消滅魔物

但是有一天畫突然消失了

是被偷走了?
還是被丟棄了?
抑或是流氓無賴犯案
終究是不得而知

那個畫家的蹤影也不知何時消失了

也有人說
是畫家太過思念畫中的公主於是盜走了畫吧

還有人說
畫家的高超繪畫技巧吸引了神的青睞
於是神帶走了畫家跟畫

不管怎樣
公主的畫像跟畫家再也沒有出現在人們面前了

                          本故事完
--
〈ものいう絵の話〉
むかしむかしあるところにいたそう美しいお姫さまがありました。
そのお姫さまを見たものは、自分はしらぬまよいこんで女神さまの姿を目にしているのだろうがと思ってしまうほど、お姫さまの美しさには、なにかこの世のものからかけはなれたところがありました。
お姫さまの父親は人間ではなく神さまなのだろとわさる人おりました。
お姫さまはただ美しいというだけではなくたいそうかしこい方でもありました。
そのため、なにかこまったことや争いことがおきると、人々はお姫さまのところへそうだんにやってきました。お姫さまはいつもみごとにもんだいをかいけつしましたので、しまいには王さまやほかの大臣たちよりも、お姫さまのほうがたよりになるという人まで出てくるしまつでした。
お姫さまのひょうばんが高くなると、それをおもしろくないと思ったり、王さまの地位をおびやかすものだと思う人もあらわれるようになりました。
人々がこのお姫さまばかりをほめたたえるので、ほかのお姫さまたちのなかにはそれをねたましく思う人もおりました。王さまにこのお姫さまのことを悪くいったり、あちこちにお姫さまの悪いうわさをひろめたりしました。とうのお姫さまは、まわりのことなどなにも気にしていないようでしたが、王さまのほうは、そうはいきませんでした。お姫さまの悪いうわさをきくにつけ王さまの心はみだれました。
そんなとき、とおくはなれた土地に、おそろしい魔物があらわれたという知らせが、王さまのもとにとどきました。
魔物は日ごとに力をまして、この国をほろぼそうとしているということでした。
王さまは魔物をたおすべく、すぐれたな騎士や魔法使いをおくりだしましたが、みんな魔物にたおされてしまいました。人々はおそれおののきました。
こまりはてた王さまに、大臣のひとりがいいました。
「あの姫君なら魔物をたおすことがてきるのではありませんか?」
それは、お姫さまのことをよく思わない人々のたくらみでした。
いくらかしこいお姫さまでも、なんにんもの騎士や魔法使いがたおせなかった魔物をたおせるわけがありません。
王さまも、これほどに美しいお姫さまを魔物退治などにやるつもりはありませんでした。
けれどこのままではとおからずこの城も国もすべて、魔物にほろぼされてしまうでしょう。
お姫さまにたいして『この国と王さまのことをおもうなら、かならず魔物退治に出ていくべきだ』と、いう人かおりました。
王さまにたいして「あの姫の忠誠心をたしかめるためには魔物を退治させるのがよいでしょう」と、いう人もおりました。
そのためかどうかはわかりません。王さまがお命じになったのかもわかりませんが、ある日とうとうお姫さまは魔物を退治するべきお城を出ていったのです。
しかしその戦いがどうなったのかを知る人はおりません。
お姫さまは、ただひとりで魔物退治にむかったからです。
わかっていることはある時をさかいに魔物がいなくなったいうことと、お姫さまがにどともどらなかったということです。そうです。魔物は消えさりました。そしてお姫さまのゆくえはだれにもわかりませんでした。
人々は、お姫さまが命をかけて魔物を退治したのだろうと思いました。国には平和がもどりました。けれどお姫さまがいなくなったことで、たくさんの人々がかなしみました。
王さまも、お姫さまをうしなってはじめて、自分がどれほどお姫さまをたいせつに思っていたかを知りました。お姫さまのいないお城は、ひかりのささない墓場のようでした。かなすみとむなしさのため、王さまはなにも考えられず、なにも手につかないのでした。
そこで王さまのかなしみをすこしでもなぐさめるためにと、天才とひょうばんのたかかったある画家にお姫さまの絵をえがかせ、お城にかざろということになりました。ところでこの画家はむかしからお姫さまのことをたいそうふかく愛しておりました。もちろんじぶんの想いがかなわないことを画家はしっておりましたが、心のなかにはだれにも負けないほどあざやかに、お姫さまのすがたをやきつけておりました。
そうして画家は、このしごとをひきうけると、絵のなかにみずからの愛と、もてる技のすべてそそぎこんだのです。
絵が完成したとき、人々はおどろきました。
その絵はまるで生きているかのようでした。
あたりをてらすほどの美しさも、なにものを見とおさようなすんだひとみも、あらゆる謎のこたえをかたるかのようなあかいくちびるも、生きているお姫さまとなにひとつかわりなくみえました。
その絵のそばにいるとだれもが、お姫さまが生きてかたわらに立っているような気持ちにのでした
人々は、画家の愛とすばらしい技が、この絵に魂をあたえたのだといいました。さらにふしぎなことに、この絵にかたりかけると、お姫さまがこたえくれたというものがあらわれはじめました。それも、ひとりやふたりではありませんでした。
それをたしかめようと、たくさんの人々がやってきては、この絵にむかってなにごとかをかたりかけました。
へんじをきいたというものもあれば、なにもきこえなかったというものもありましたが、このふしぎな絵の話はたちまちひろまり、かつてお姫さまにそうだんをもちかけた人々が、今度はこの絵にそうだんをもちかけるようになったのです。時には愛をささやくものもおりました。お姫さまの魂がふたたびこのお城にひかりをともしたかのようでした。
王さまも、いまは心おだやかでした。絵にたいしてはだれも悪いうわさやかげぐちで、ひょうばんをおとしめることはできません。魔物退治を命じることもできません。
けれどもある日、絵はこつぜんと消えてしまいました。
誰かが盗んだのか、捨てさったのか、はたまた人ならざるものの仕業であったのかは、ついにわからずじまいでした。
あの画家も、いつのまにか姿を消しておりました。
絵のなかのお姫さまを想うあまり、画家が絵を盗んだのだろうという人もあまりした。
あまりにすばらしい絵と才能に魅せされた神さまが、絵と画家をつれさったのだろうというひともありました。
いずれにせよ、お姫さまの絵も画家も、ふたたび人々のまえにあらわれることはありませんでした。
おしまい

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