2006年1月20日

[Cageling]BASEMENT NORTH 桌上的書(No.6)

我生為淵源悠久的王家巫女主祭(巫女姬勉強翻成這樣= =)
有著不背叛那血液的神聖能力
即是成為最高的預言者的能力
以及傾聽神的聲音的能力
但從那時開始我的能力捨棄了我
於是我變成一個普通的女人

什麼都不知情的人們
以為一旦巫女墜入愛河就完了
但不是這樣的
從我懂事以來
我就一直思念著第二王子馬爾凱斯殿下(マルケス)

殿下的聲音、身影、舉止都讓我的心悸動不已
馬爾凱斯殿下有著溫柔而且總像是在作夢一樣的雙眸
雖然我的心中充滿殿下的一切
但神的聲音還是確實的傳達了給我

所以我的心一直都很安穩、滿足、幸福

北方出現了蠢蠢欲動的闇雲

但那對我們思斐拉來說 只是很遙遠的地方發生的事情

沒有什麼事情能擾亂我的心

但是自從馬爾凱斯殿下認識了那個女人之後
我的心就失去了平穩

殿下出訪神聖王國的時候
那個擁有完美美麗的女人瞬間奪走了他的心
即使回到了思斐拉以後
殿下不管是思考還是說話 都一直是那個女人的事

我想時間會沖淡一切
想不到他的思念日益加劇

那個女人是馬爾凱斯殿下的夢中情人
而如今夢成了現實 降臨在他眼前什麼的
殿下熱切的告訴我這些事

殿下不斷的寫信、送禮物給她
馬爾凱斯殿下真可憐
將心獻給了那個沒有心的女人
而我知道那個女人不是人
那女人甚至不是女的 是沒有心的怪物

但馬爾凱斯殿下聽不下我的話

殿下希望那女人成為自己的妻子
而國王陛下也認同了這個希望
這個婚姻不僅是當事人的問題
是需要兩國家協議的問題
可是馬爾凱斯殿下已經無法再靜靜觀望協議的去向

殿下心中的延燒的火焰已然熱烈的燃燒著

怎麼說呢
我只是個巫女
無法平息殿下的心

馬爾凱斯殿下終於親自去神聖王國見那女人

之後 殿下的心在那裡碎了

雖然我不知道那女人說了些什麼
不過我想像得出來 包括她那時的表情

對那女人來說
身邊的人類都只不過是不放在眼裡的灰塵芥子吧

儘管馬爾凱斯殿下對她宣誓了百萬次的愛意
對那女人一定也只像是吹過的風般 意識不到

殿下誠懇的傾吐
在那女人心中並沒有像午後的鐘聲一樣引起迴響

這是一定因為她沒有心可以引起迴響
殿下怎麼做都是徒勞

馬爾凱斯殿下回國的時候
失去了那溫柔而且總像是在作夢一樣的雙眸
和善的微笑也從他臉上消失

然後 即使心碎了 殿下還是想著那女人

馬爾凱斯殿下死去的雙眸
還是只呼喚那女人的名字 只追尋那女人的身影
我詛咒什麼也做不到的自己
而且 比什麼都重要的是 詛咒那個殘酷無情的女人

我看見了

從北方開始逐漸覆蓋這土地的黑影
由那源頭開始 世界不久就要籠罩在黑闇的支配之下
只有神聖王國的聖龍王可以與那黑影抗衡
但本來的聖龍王在幾年之前死了

神聖王國還有一樣
守護王國的銀劍
那就是能毀滅邪惡的〈銀龍之劍〉

如果手持那把劍
到那黑影的源頭前揮動
就可以悉數驅逐那影子

我知道

〈銀龍之劍〉是把非人者以外的人無法駕馭的魔劍

不是正好有個沒有人心的怪物適合用那玩意兒嗎?

沒錯 就是這麼回事
魔劍和北方魔族之地
簡直就是為了那女人設計的嘛
到達我心中的神之聲也沒有否定這點
因此 我所宣告的並不是謊言

正因為相信派遣那女人去北方是正確的
所以我只是稍微推了一把而已

要是對北方的威脅袖手旁觀
不久後尤芙拉尼亞就會被滅亡
這也不是謊言
我只是稍微對國王少傳了一點話

就只是這樣而已

並不是犯罪

我說那個女人要是不盡快前往北方
災禍就會降臨到尤芙拉尼亞
這絕對不會是謊言

但是為什麼 我還是失去了神的聲音

我心中的耳朵被捂住 之後什麼也聽不到了

我到底做錯什麼?

是因為我沒有說出全部的話嗎?

還是因為我憎恨著那女人?

憎恨那讓無罪的馬爾凱斯殿下心碎的殘酷女人
這有什麼不對嗎?

我不懂

我真的不懂

我只知道
神再也沒有對我說過任何話

殿下也再也沒有對我微笑過

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わたくしは、由緒ある王家の巫女姫として生まれ、その血を裏切らぬ神聖な力をもっていた。 最高の予言者えとしての力。 神の声をきく力を。 けれど、あの時からその力はわたくしを見捨て、わたくしはただの女になってしまた。
なにも知らぬ者たちは、恋をすれば巫女はおしまいなどと云うけれど、それはちがう。
ものごころついた時から、わたくしは第二王子であるマルケス様のことを想いつづけてきた。
あの方の声、姿、ふるまい、すべてがわたくしの心をふるわせた。 優しくて、いつも夢見るような瞳をしたマルケス様。 わたくしの心はあの方のことで占められていたけれど、神の声は正しくわたくしにとどいていた。
わたくしの心はいつも穏やかで、みちたりていて、幸福だったから。
北の方では不穏な動きがある暗雲がたちこめはじめていた。
でもこのシルフェラにとっては、まだ遠い地び出来事でしかなかった。
わたくしの心を乱すものはなにもなかった。
けれどマルケス様があの女を知った時からわたくしの心の平安は失われてしまった。
神聖王国を訪れたあの方は、完璧な美しさをもつというあの女にたちまち心を奪われてしまった。
シルフェラに戻ってからも、あの方が想い、話すのは、あの女のことばかり。
時間がたてばいずれ忘れるだろうと思っていたのに、むしろ想いはつのるいっぼうのようだった。
あの女はマルケス様の夢そのものだったのだと云う。 夢が現実となって舞い降りてきたのだと、あの方はわたくしに熱っぼく語った。
あの方は手紙を書き送り、贈り物をしつづけた。 おかわいそうなマルケス様。 心のない女に、心をささげるなんて。
わたくしには解っていた。 あの女は人ではない。 あの女は女ですらない、 心をもたぬ怪物なのだ。
けれどわたくしの言葉はマルケス様にはとどかなかった。
あの方は、あの女を自分の妻にしたいと望み、王もその望みと認めた。
結婚は当事者間ではなく両国家間の協議される問題だった。けれとマルケス様にはもはや協議の行方を静かに見守ることはできなかった。
それほどにあの方の心を燃やす焔は強く大きくなってしまっていたのだ。
なんということだろう。 わたくしはただ巫女であるだけで、 あの方の心を鎮めるようなことはなにもできなかった。
マルケス様はとうとう自らあの女に逢いに神聖王国へと渡ってしまった。
そして、その地であの方の心は壊れてしまったのだ。
あの女がなにと云ったのか知らないけれど、想像はつく。 その時の表情さえ。
あの女にとって、まわりの人間たちはみな塵芥にしか見えなかったのだろう。
マルケス様が百万回愛を誓っても、あの女には吹きすぎていく風ほどにも意識されなかったにちがいない。
あの方の切実な訴えも、あの女の心には午後の鐘ほどにも響かなかったのだ。
響くべき心がないにだからあたりまえだけれど、あの方にも無駄だった。
戻った時、マルケス様からかつて夢見る瞳はうすなわれ、優しい微笑みも二度とその顔をかざることはなかった。
そして、心も壊されてもなお、あの方が見ていたのはあの女だったのだ。
マルケス様は死んだ瞳で、ただあの女の名をよび、その姿を求めつづけた。
わたくしは、何もでくぬ自分えを呪った。 そして、なにようりもあの無情で残酷な女を呪った。
わたくしには見えていた。
北方からこの地を覆いつくそうとする黒い影。 その源をたたねば、やがて世界は闇の支配下となってしまう。 あの黒い影に抗しうるのは神聖王国の聖龍王だけ。 けれど本来の聖龍王は何年も前の死んでしまっていた。
神聖王国にはもうひとつ、王国を護る銀の剣がある。 邪なるものを滅ぼす〈銀竜の剣〉。
もしその剣の使い手が、かの黒き影の源の降り立てば、影はことごとく払われよう。
わたくしは知っていた。
〈銀竜の剣〉は人ならざる者しか手にできぬ魔剣。
人の心をもたぬあの怪物にはふさわしい代物ではないか。
そうとも、確かに、魔剣と北の魔族の地こそが、あの女にはおあつらえむきだ。 わたくしの心にことどく神の声も、それを否定はしなかった。だから、わたくしは嘘をつげたわけではないのだ。
あの女を北に差し向けるのが正しいと信じたからこそ、それをほんの少し後押ししただけ。
北方の脅威に手をこまねいていては、遠からずューフラニアが滅びてしまうというのも嘘ではない。 ただ、王に伝える言葉をほんの少し削っただけなのだ。
それだけのことだった。
罪を犯したわけではない。
あの女を早急に北方からこの地に向かわせばューフラニアに災厄が訪れるというのは、決して嘘ではないはずだった。
それなのに、わたくしは、神の声を失った。
わたくしの心の耳は塞がれ、以後なにも聞こえなくなってしまった。
何がいけなかったのか?
わたくしが、すべてを告げなっかたことが?
それともあの女を憎んだことが?
何の罪もないマルケス様のお心を壊した残酷な女を憎んだことが、それほどにいけないことだったのか?
わからない。
わたくしにわ、わからない。
わかっているのは、わたくしに神が語りかけてくることは、二度とないということ。あの方がわたくしに微笑みかけてくれることも、もう二度とないということだ。

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