2006年6月2日

[Cageling]3F EAST 橢圓桌上的書(No.22)

〈黑龍的野心〉

很久以前
在埃爾羅拉的聖公爵家誕生了一位美麗的公主
公主應該會成為聖龍王的新娘
她是一位任何人都無法玷汙的高貴女士

可是 出現了一隻強大的黑龍
用邪惡的慾望將這位公主包圍
那黑龍虛假的炫麗姿態 巧言令色的誘勸公主
強行將她納為己有

公主太過害怕而且絕望 之後不久便斷了氣
人們陷入了深深的哀慟

然而 這時公主已經身懷了黑龍之子

埃爾羅斯認為這個孩子是無罪的
所以悄悄命令妖精王扶養他

於是 公主身亡之後
黑龍取得寄宿在公主身上的神聖力量
將更多尤芙拉尼亞的土地納入其支配的羽翼之下

雖然聖龍王想做些什麼來抵抗
但如今奪走公主神聖之力而更加強大的黑龍已經無法用一般的手段鎮壓了

戰爭持續了好幾年

接著聖龍王也用盡氣力
正當大家認為尤芙拉尼亞即將淪為黑暗之際

不知從何處出現了一位
擁有黑髮黑眼珠的年輕人
他隻身一人前往挑戰黑龍

令人吃驚的是
年輕人竟然握著埃爾羅拉聖公爵家家傳的〈銀龍之劍〉

黑龍嘲笑年輕人有勇無謀
但那只在開始的時候
戰鬥一開始
黑龍就知道年輕人不是省油的燈
不管黑龍如何痛加攻擊
也無法傷及年輕人毫髮

恐怖的黑龍之力對年輕人完全無效

事實上這位年輕人就是公主身懷的黑龍之子
年輕人在聖域受到埃爾羅斯之力的庇護
被妖精們扶養長大

肌膚和血肉中流動的黑龍之血
在父親的一切攻擊之下保護著他

沒過多久黑龍就不支了

年輕人輕易的躲避黑龍的攻擊
將〈銀龍之劍〉深深刺入黑龍的心臟
打倒了黑龍
同時 自黑龍體內散發出炫目的耀眼白光
荒蕪的大地降下了神聖之雨
那就是自亡故的公主奪去的神聖力量
敉平了所有邪惡之物

於是尤芙拉尼亞自黑龍的支配下解放了

失去了聖龍王的埃爾羅拉
期盼著這位年輕人繼位為王
但是年輕人拒絕了這份期待
不知道去了何處

有傳聞說
年輕人犯了弒父之罪
所以無法繼續留在神的都市

之後在埃爾羅拉再也沒有人看過那位年輕人
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〈黒き龍の野望〉
その昔、アウロラの聖公爵家にたいそう美しい姫君がおうまれになりました。
姫君はアウロスの定めし聖龍王の花嫁であり、なんびとも穢すことはゆるされぬ高貴なお方でした。
しかし、強大な黒き龍があらわれ、この姫君に邪な欲望をいだいたのです。
黒き龍は、偽りの麗しい姿で言葉巧みに姫君を誘い出し、無理矢理にわがものとしました。
姫君は恐怖と絶望のあまり、それからほどなく息をひきとられました。 人々は深い悲しみにつつまれました。
ところが、姫君はこのときすでに黒き龍との子を身ごもっておられたのです。
アウロスは、この子に罪はないとして、子のお命をお救いになり、ひそかに育てるよう妖精王にお命じになりました。
さて、姫君亡き後、姫君に宿っていた聖なる力をもわがものとした黒き龍は、更に勢いをましユ-フラニアの地すべてにその支配の翼をひろげようとしていました。
聖龍王はこれになんとか抗おうとなさいましたが、姫君の聖なる力を奪われた今強大な黒き龍を鎮めるは並大抵のことでありませんでした。
戦いは何年も続きました。
そしてついには聖龍王も力つき、ユ-フラニアを暗黒がおおうかとおもわれたのです。
このとき、黒き目と髪をもつ若者がいずこからともなくあらわれ、ただひとりで黒き龍に挑んだのです。
驚いたことに若者の手にはアウロラの聖公爵家に伝わる〈銀竜の剣〉がにぎられておりました。
黒き龍は無謀な若者をせせらわらいましたが、それもはじめのうちだけでした。
いざ戦いがはじまると、黒き龍は、この若者がただものではないことを知らせれました。
なぜか黒き龍がどれほど痛めつけても、若者にはかすり傷ひとつ負けわせることができないのです。
おそるべき黒き龍の力も、この若者にはまるで通用しませんでした。
実はこの若者こそ、姫君がみごもっていた黒き龍の子でありました。
若者はアウロラの聖域で、アウロスの力にまもられ、妖精たちに育てられたのでした。
そして皮肉なことにその身に流れる黒き龍の血が、父親のあらゆる攻撃から若者をまもっていたのでした。
黒き龍に、もはやなすすべはありませんでした。
若者はやすやすと黒き龍の攻撃をかわすと、その心臓に〈銀竜の剣〉をふかぶかと突き立てました。 黒き龍は破れさりました。 同時に黒き龍の体よりまばゆい白光がほとばしい、荒廃した大地に聖なる雨をふらせました。 それは亡くなった姫君より奪われた力でした。 悪しきものはすべて打ち砕かれました。
かくてユ-フラニアはおそるべき黒き龍の支配より解きはなたれたのです。
聖龍王をうしなったアウロラでは、この若者に王にんなってくれるようにとたのみました。 けれど若者はそのたのみを断り何処へともなく去ってしまいました。
ある噂では、若者は父親を殺した罪により、神の都に留まることはできなくなってしまったということでした。
その後アウロラでこの若者みることはなかったといいます。

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